人気のグラフィックデザイン専門学校を口コミや評判とあわせて比較!

グラフィックデザイン学校の授業カリキュラム例

公開日:2021/06/01  最終更新日:2021/02/12
    


グラフィックデザインを学ぶ人は多くいますが、中でもパソコンが普及して以降、格段に増えています。それは印刷物だけでなくウェブにおいてデザイン性が重視されているからですが、必ずしもどちらかで学んだ技術がもう片方に活用できないというわけではありません。各種学校ではどのようなカリキュラムがあるか見ていきましょう。

実技やパソコンなど様々なものを学ぶ

グラフィックデザイン学校のイメージとしては、美術大学とそれほど変わりません。つまり、デザインの基礎から学び、実技を交えながら次第に応用へと移っていきます。実際にペンや鉛筆を使った授業とパソコンを使った授業が混在しており、グラフィックデザイン学校に通うことでどちらも習得できます。

それでも、どちらかと言えばパソコン作業の方が多いようではあります。カリキュラムとしては個人で制作するものだけでなく、テーマを決めてグループで計画を立てた長期的な作品作りもあります。これは実際の業務を想定したもので、グラフィック関連の仕事といっても個人作業ばかりではないためです。

他の人と相談したり調整したりしながら作品を作り上げていく、その工程を実際に学べるのは貴重な機会といえるでしょう。特に上下関係のないクラスメイトと体験できるので、協力して作品を作りつつも楽しい作業となるでしょう。進級制作や卒業制作などでも大きめの作品作りが課せられる場合が多いようです。

DTPやレイアウトのデザインを学ぶ

グラフィックデザイン学校にもよりますが、多くの学校で設けられているのがDTPについて学ぶ科目です。DTPは雑誌の誌面作りに関する技術ですが、文字だけでなく枠組みや写真、それをまとめるデザインが重要なスキルとなります。会社のデザイン担当がDTPを使えることが当たり前になっており、雑誌というカテゴリー内での仕事はこれからもなくなることはないでしょう。

また、DTPの技術はそのままウェブページにも応用が利きます。縦書きの多さと横書きの多さの違いはありますが、基本的に文章と写真やイラストが並んでいるページを読みやすく配置する技術は普遍なものです。

レイアウト、エディトリアルデザインのカリキュラムは重要視されており、多くのグラフィックデザイン学校で取り入れられています。卒業生がDTPを知らないということはないでしょう。このような一見するとセンスで対応できそうな部分も技術的に学ぶことができ、スキルとして身に着けられるのが魅力です。

パッケージデザインのカリキュラム

デザインを仕事にしたいと考えている人の憧れの一つにパッケージデザインがあるでしょう。コンビニやスーパーで売っているお菓子のパッケージデザインをしたい、といった人に向けて、パッケージデザインのカリキュラムも多くの学校で採用されています。

パッケージデザインの特徴として、真っ平らなところへのデザインではなく、缶であれば円柱状のところにデザインしなければならないだけでなく、袋状になっているお菓子のパッケージへの配慮が必要なことが挙げられます。そのような平らや四角ではないところへのデザインも学べるのがパッケージデザインのカリキュラムです。

また、パッケージには必ず記載しなければならない情報というものがあり、それは規格として決まっているため、学校で学ぶことができれば就職してから覚える必要がありません。そのようにできるだけ即戦力になる生徒を作り出すのもグラフィックデザイン学校の目的です。芸術肌な学校と思われがちですが、業務に生きる技術もたくさん教えているといえるでしょう。

 

デザイン系の仕事というのはおしゃれなイメージがあることから、憧れる人も多いでしょう。デザインは生来のセンスが重要だと思われがちですが、そのセンスを生かす技術やデザイン概論は普遍的であるため、学ぶことで身に付きます。グラフィックデザイン学校を検討している人は、どのような就職先があるかも調べた上で選ぶとよいでしょう。


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