グラフィックデザインがある程度できるようになっても、「もっと上達したい」と思う方は多いでしょう。しかし、何もしないままだと当然デザイン力はアップしません。上達には勉強とスキルを磨いていくことが不可欠です。今回は、グラフィックデザインを上達させるためのおすすめの勉強法を解説します。チェックしてみてください。
よいものをたくさん見る
グラフィックデザイナーに限らず、デザイナーの仕事はセンスが問われます。センスが悪い人はデザインにも悪影響を及すため、とにかくハイセンスなものやよいものをたくさん見て、日頃からセンスを磨くことが大切です。
ファッションやインテリアなどはもちろん、映画や絵画など、一流とされるものに積極的に触れて感覚を研ぎ澄ますことで、グラフィックデザインにもよい影響を及します。刺激のないマンネリな日々を過ごすとセンスは衰える一方のため、美しい景色の場所に旅行に行ったり、新しい趣味を見つけたりと、自分から積極的に動くことが大切です。ジャンルを問わずとにかく一流と呼ばれるものをできるだけたくさん見て、少しずつセンスを磨きましょう。
クラウドソーシングでコンペに参加する
技術は競い合ってこそ磨かれるもの。だからこそ、定期的にコンペに参加してスキルを磨くのをおすすめします。クラウドソーシングではコンペ形式で仕事募集されていることが少なくありません。テーマに合わせた作品を作りあげ、コンペ形式でクライアントに提出し、採用された方が仕事をゲットできる仕組みになっているのですが、コンペで勝ち上がるためには相当な技術が必要なので、自分の力を試すにも最適な場です。無料で参加できる上に、たとえ自分の作品が選ばれなかったとしても他のプロが作った作品を見るとよい刺激を受けます。
レビューをもらう
デザイン制作は気が付くと、自分の好みに合わせた制作ばかりをしてしまい、周りの人の意見を聞かなくなってしまいがちです。グラフィックデザイナーとして同じ引き出しばかり探っていては、いつか引き出しの中身が尽き果てます。
自分の引き出しを増やすためにも、客観的に自分の作品をみるためにも、友人や職場の先輩後輩、同僚をはじめ、SNSなど不特定多数の人間が見られる場所に作品を投稿し、レビューをもらうのもおすすめです。レビューには嬉しい評価もあれば、当然辛口評価や、心ない言葉を投げかけてくる人もいます。しかし、そうした意見を参考にして、自分の新しい引き出しを作る努力をすることこそが、デザイン力を磨く上で大切になるのです。
デザインに制限をかける
デザインは自由にできるからこそ楽しいですが、あえて何らかの制限をかけて作成することで、自分の新しい一面が見付かります。たとえば、色を使わずにモノトーンのみで表現する、ドロップシャドウや光彩などの効果を使わずに作成するなど、デザインをするときに何かの制限をかけることで、今まで知らなかった自分の短所が見えてきたり、新しい引き出しを作るのに役立ったりする場合もあります。
デザインは基本的に自分と作品のマンツーマンの世界だからこそ、あえて制限をかけることで作品と違った向き合い方ができるようになるでしょう。制限をかけてデザインを作るとスキルアップにも繫がるため、勉強する上で参考にしてみてください。
まとめ
グラフィックデザインを上達させる方法はこのようにいくつもありますが、もっとも重要なのはこれらを継続して行うことです。1度や2度上達させる方法を行ったくらいではスキルは磨かれないので、自分に合った方法を継続して行うようにしましょう。継続は力なりという言葉を忘れずに、日々の生活の合間で時間を作って、定期的に上達法を行うことが大切です。