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広告代理店のデザイナーは激務?広告業界の真実を解説

公開日:2023/12/01  最終更新日:2023/08/01
    


広告代理店は華やかで、非常に魅力的かもしれません。しかし、広告業界はつねにスピードとクオリティのバランスが求められ、締め切りに追われる日々が続く業界です。広告業界のデザイナーを目指す方にとって、実体を把握しておくことは大事です。この記事では、広告代理店のデザイナーの実体について詳しく解説します。

そもそも広告代理店とは?広告業界の実態

広告代理店は華やかなイメージがありますが、実際の業務は厳しいものです。広告業界は薄利多売の傾向があり、つねにデザイナーはスケジュールや締め切りに追われています。とにかく物量が多いため、クライアントとの調整や打ち合わせ、各種手配などに忙殺される営業担当者は残業が非常に多いのが現状です。ときには最終電車を逃し、タクシーで帰ることもあるようです。

ただし、すべての従業員が激務というわけではありません。担当するクライアントの予算が大きい場合は仕事量が増え、激務になる傾向がありますが、逆に予算の小さいクライアントの場合は比較的業務が落ち着いているケースもあります。広告代理店の仕事はやりがいもありますが、業界に飛び込むには、過酷な労働状況を承知しておく必要があります。広告代理店への就職を考える際には、自分のライフスタイルや仕事に対する考え方をよく考慮して判断することが大切です。

広告代理店で働くデザイナーの労働時間

広告代理店で働くデザイナーの労働時間は、他の業種と比べるとかなり長い傾向があります。クライアントによっては至急対応となる修正が多く、無理なスケジュールをこなさなければならないケースも多いためです。一般的には帰宅時間は定時ではなく、締め切りに追われて遅くまで働きます。

とくに締め切り間際は非常に忙しく、最終電車を逃してしまうこともあります。時代の変化が早い現代においては、広告の効果的な表現方法に正解はありません。デザイナーはつねに選択肢を多く確保し、クライアントの要望に応える努力を求められます。そのため、夜遅くまで働かざるを得ないこともあります。

広告代理店のキツイところ・やりがい

広告代理店は厳しい業界として知られていますが、同時にやりがいも充実しています。広告代理店の厳しい点とやりがいについて確認しましょう。

厳しい点

広告代理店は残業が当たり前で、長時間労働が常態化しています。業界の特性として薄利多売であり、1件あたりの利益はそれほど多くありません。したがって、クライアントからの依頼を数多く抱え、締め切りに追われることが日常です。

残業時間は少なくても50時間以上、多い月には120時間にもおよぶケースもあります。さらに、クライアントからの依頼は直前の仕様変更や、短納期での案件も多いのが現状です。クライアントからの依頼を継続させるため、無茶な要望でも断ることが難しく、ストレスやプレッシャーがつねに存在します。

やりがい

広告代理店の仕事にはやりがいも豊富です。自分がデザインした広告が採用され、クライアントからの反響を受け取るときの喜びは、他の業種では味わえないものです。自分の感性や提案が認められることは、何ものにも代えがたいでしょう。

とくに、何億ものお金が動く大規模プロジェクトの成功は格別です。広告代理店での仕事は、過酷な要素もありますが、自分のクリエイティブな感性が形になり、世の中に影響を与える喜びを感じられるのは大きなやりがいです。

まとめ

広告代理店のデザイナーの仕事は激務であり、残業が日常的です。しかし、そこには自分のクリエイティブな能力を活かす喜びや、大きな達成感があります。クライアントの要望に応えるために視野を広げ、努力を重ねることで、デザイナーとしての成長につながり、やりがいを感じられることでしょう。広告業界は、厳しい点もやりがいも存在します。広告業界のデザイナーに興味がある方は、それらを承知できるのであれば、思い切って飛び込んでみるのもよいでしょう。


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