DTP検定をご存知ですか?DTPに関する仕事には、さまざまな仕事があります。それに伴い、DTPの資格もさまざまなものがあります。いろいろな関連の資格がある中で、DTP検定はどういった資格なのか、どんな人が受験した方がいいのか、検定の内容と合わせて、詳しく見ていきますので、ぜひ参考にしてください。
DTP検定とは
DTPから説明すると、印刷物や出版物の原稿から編集、デザインを行い、レイアウトを考える、そして、最終的に印刷物や出版物を完成させることをいいます。DTPに関係する資格はさまざまあり、そのなかでも、有名な資格が2つあります。
それが、DTP検定とDTPエキスパート検定です。両者は、名前も似ていることから、間違われやすい資格ですが、似ているようで似ていない資格なのです。DTP検定は、印刷物に使われているデザインをパソコンで制作する技術を認定する資格になります。
一方で、DTPエキスパートは、印刷技術などの、印刷業界に必要な知識の基礎を認定する資格になります。どちらも民間の資格になっており、資格を取得すると、2年ごとに継続手続きが必要になります。DTPの知識を頭に入れる、スタートとして、検定を受験する人が多い資格になります。
DTP検定の試験内容
DTP検定は難易度や内容によって2種類に分かれています。DTP検定ディレクションとDTP検定ビジネスという2つに分かれています。DTP検定ディレクションでは、企画やレイアウトなど、出力にいたるまで工程を管理する能力、指示する能力が求められます。
DTP検定ビジネスでは、ビジネス文書で必要な、読みやすくきれいな印刷物を作成できるかが求められます。DTP検定の出題方法は、コンピューター画面に出題され、選択肢から答えを選ぶ方法になっています。選択肢がある分、回答しやすい問題になっています。難易度は高くなく、正解率70%で合格です。
また、合格率でみてみると、DTP検定ディレクションで約60%、DTP検定ビジネスでは約90%の人が合格しています。合格率でみるとわかるように、DTP検定ビジネスは、合格しやすい試験と言えます。受験資格もなく、さまざまな方が受験できるので、DTPの初めの一歩として、受験する人も多くいます。
以前は、難易度が高いDTP検定一種というものがありましたが、現在では廃止され、今の形になりました。試験は随時あるので、自分で日程を決めることができ、スケジュールが組みやすい検定になっています。受験は、試験の予約を行い、当日は、申込時の確認書メールを印刷したものと、本人確認書を持っていきます。試験当日に、書類の提示ができない場合は、受験できなくなってしまうので注意しましょう。合格者へは後日、DTP検定資格登録証のダウンロード案内メールが届きます。
DTP検定を取得すべき人
DTP検定を取得すべき人は、やはり、印刷業界や、印刷物や出版物への関心がある人や、今後、仕事に活かす、または、転職や就職したい人が取得するべき検定と言えます。難易度が高くない分、チャレンジする敷居も低いため、学生や、未経験者も多く受験しています。
DTP検定は、独学でもチャレンジできますが、心配な方は、スクールで学んでから受験するとよいでしょう。スクールで学ぶ他に、通信講座でも学べます。自分に合う方法で、学習し、資格取得を目指しましょう。
まとめ
DTP検定は、DTPエキスパート検定と並ぶ、有名な検定になります。難易度は低めで、多くの方が、受験し、合格しています。印刷業界へのスタートとして受験する方が大半で、受験に必要な資格がいらないので、誰でも受験できるという魅力のある資格になっています。
また、印刷業界を目指していない方でも、仕事に応用できる場合や、プライベートで活用できる場面があるため、持っていて損はない資格になっています。パソコンでの印刷、編集が当たり前になった今、DTP検定で、基礎を学び、DTPを知るよいきっかけになるでしょう。