グラフィックデザイナー業界は元々、男女比の差が少ない業界といわれています。よって女性はもちろん活躍できる業界ですが、結婚後も続けていける仕事なのでしょうか。結婚後も続けたい、キャリアアップしたいと考えている女性も多いことでしょう。そこで、今回はグラフィックデザイナー業界での女性の働き方について詳しくご紹介します。
グラフィックデザインの仕事に性別は影響しない
グラフィックデザイナー業界は、女性も活躍できる業界です。むしろ女性の方が多い会社もあり、実力があれば男女関係なく、誰でもキャリアアップしていける仕事といえます。女性はとくに、結婚や出産といった転機に、一度仕事を離れないといけない場合もあり、ブランクを心配したり、キャリアを積んでいけるのか、一生続けていける仕事ではないのか…といった不安もあることでしょう。
しかし、近年では男女の待遇面に差はほとんどなく、一度身に付けたスキルや実績、クライアントとの関係は、産前産後休業や育児休業を経ても変わることはありません。復帰しても充分活躍できる仕事といえます。むしろ、出産しても戻ってきて働いて欲しいと、支援制度を整えたり、女性にとっても働きやすい職場環境作りに力を入れている会社は増えてきています。
女性グラフィックデザイナーならではの強み
グラフィックデザイナー業界では、女性グラフィックデザイナーだからこそできる仕事が、多く存在します。たとえば、化粧品やサプリメント、子どものおもちゃや洋服といった商品は、消費者の中心が女性です。女性であれば、女性の目線で購買意欲を高めるようなデザインを作ることができます。つまり、女性向け商品に強いのは、女性ならではの観点から見ることができる女性だということです。
男性よりも詳しい知識があることで、活躍の場が広がるといったケースも多いことでしょう。日用品の消費者の中心が女性に変わりつつあるという背景から、広告業界でも営業やコンサルティングを行う部署には、女性の方を多く配置するようにしている会社も増えています。もちろん、男性の方が活躍できる業種も多くありますが、女性であることを活かせる仕事も豊富にあるというのが、グラフィックデザイナー業界です。
結婚・妊娠が仕事に影響することはある?
グラフィックデザイナーは結婚したから、また妊娠したからといって辞めなくてはいけない職業ではありません。しかし、家庭との両立は難しそう、産後に戻ってきても自分に仕事はある?と心配な面もあることでしょう。しかし、グラフィックデザイナーは一度身につけたスキルがあれば、いろんな形態での働き方が自分で選択できる職業です。子どもが小さいうちは時短で働いて、また子育てが落ち着いた頃にフルタイムで復帰したいという方、出産を機に在宅で働きたいという方もいます。
このように、フルタイムにこだわらずパートや時短で、またフリーランスとして家事・育児の合間に仕事をすることも可能なのがグラフィックデザイナーの仕事です。環境が整っていれば場所・時間にとらわれない働き方を選択できるので、自分のペースでキャリアアップもできるうえ、フリーランスとして好きな時間だけ働くという選択肢もあります。仕事をしていくうえでネックになる結婚、出産ですが、グラフィックデザイナーの仕事においては、影響は大きくないといってよいでしょう。
いわゆる手に職をつけ、結婚や出産という転機にも影響されずに続けられるのがグラフィックデザイナーの仕事。女性の需要が高まりつつある職業ということから、育児との両立をサポートする独自の体制を整えている企業も多いといわれています。今後も待遇面での改善が進み、女性のグラフィックデザイナーが増えていくことでしょう。迷っていた方も、ぜひグラフィックデザイナーへの夢を叶えてください。