CGクリエイター検定という検定があることをご存知ですか?さまざまな分野で活躍でき、就職や転職にも役立つCGクリエイター技術。CG技術は、医療や医学、VRやAR、建築業界でも大注目されています。今回は、そんなCGクリエイターの検定の内容や、取得するメリットを見ていきますので、ぜひ参考にしてください。
CGクリエイター検定とは
CGクリエイター検定とは、民間の資格になります。CG-ARTS協会が主催しており、ベーシックとエキスパートという、難易度の違いによって2種類に分かれています。
ベーシックでは、2次元や3次元のCG・デザインの基礎知識が出題されます。また、CGによる静止動画制作の基礎能力も判断されます。
エキスパートでは、3次元CG、映像制作の専門的理解、3次元の映像制作能力、知的財産権など、法律の理解が出題されます。
ベーシックより、エキスパートの方が、専門性が高く、出題範囲も広くなっています。エキスパートの受験では、勉強をしっかりと行う必要があります。CGクリエイターが活躍する分野は、近年、増えており、主な活躍の場としては、ゲームや映像業界、TVやWebなどの広告業界で活躍ができます。
その他に、医療分野でも臓器をCG化するなどして、CG技術が活用されています。また、歴史的建造物や貴重な品物など、さまざまな分野でCGが応用され活用されています。今後も、さまざまな分野、場所で活躍が期待できるCG技術を学び、検定として認定を受けることができるのが、CGクリエイター検定なのです。
CGクリエイター検定の試験概要
CGクリエイター検定の試験は20か所で開催されており、マークシート形式になっています。ベーシックでは、60分、エキスパートでは、80分の試験内容となっています。合格基準は、100点中およそ70点以上となっています。ベーシックでは、合格率60%~70%台、エキスパートでは、20%台と低い数値になっています。
検定は、7月と11月の年2回開催されています。併願受験も可能で、インターネットや、郵送で申し込みできます。受験料は、ベーシックが5,600円(税込)、エキスパートが、6,700円(税込)になっています。年齢制限や受験に必要な資格はなく、誰でも受験できます。合格発表は、検定日より約30日後で、各受験者のマイページで確認できます。
また、ベーシックとエキスパートは併願できるだけでなく、1日最大4種類までの併願が可能です。Webデザイナーやマルチメディアといった、他の試験と併願できるので、効率よく試験を受けることができ、CG-ARTSマイスターを目指すことも可能です。
CGクリエイター検定を取得するメリット
未経験者の場合、CGクリエイター検定を取得することで、CG業界への転職や、就職が有利になります。未経験の採用は不利な点が多く、検定を取得することで、有利に働きます。また、経験者の場合、エキスパートを取得することで、スキルアップにつながります。
検定を取得しているという、実績と、評価を得られます。より重要な仕事を任せてもらえるきっかけになるかもしれません。また、エキスパートの取得には、数カ月がかりの勉強が必要です。知識が増えるだけではなく、技術面の向上も図れるため、自身の能力アップにもつながります。
まとめ
CGクリエイター検定は、民間検定ですが、知識と能力を存分に証明できる最適な検定です。検定は、難易度によって分かれており、ベーシックとエキスパートという2種類に分かれています。エキスパートは、難易度がより高くなっています。CGクリエイター検定は、CG業界への就職・転職の他、キャリアアップにもつながります。独学で学ぶ人もいますが、苦手分野や、分からない部分を解消するのは、スクールでの勉強が役立ちます。スクールでしっかりと勉強することで、確実な知識、技術が身につきます。CG業界で活躍を目指すのであれば、CGクリエイター検定がおすすめです。