Webデザインに関わる人なら、Photoshopをご存知の人は多いですが、Photoshopクリエイター能力認定試験という資格はご存知でしょうか。Photoshopのスキルアップのためにおすすめの資格ですが、そもそもどんな資格か知らない人も多いでしょう。今回は資格の特徴や概要、取得後のメリットを解説します。
Photoshopクリエイター能力認定試験の特徴
Photoshopクリエイター能力試験は、実際の仕事にも活かせる実践的な試験です。資格試験によっては、知識レベルの座学の勉強が中心となってしまい、実践に結びつかないことも少なくありません。
ただしPhotoshopクリエイター能力認定試験は、基礎的な知識問題だけではなく、実践的な問題も出題されます。実践に沿った試験内容であるため、資格相当の実践スキルを身に付けることができます。自分のスキルに応じて、スタンダードとエキスパートより試験の難易度を選択できるようです。
Photoshopクリエイター能力認定の試験概要
Photoshopクリエイター能力認定の試験概要について解説します。
■試験会場は?
全国で決められた試験会場で受験可能です。住む地域によっては近くに会場がない場合もあるので、確認が必要です。
■試験日は?
試験会場によって開催日が異なりますが、毎週受験できる会場もあります。個人受験の場合は自分の受けたいタイミングで年中受験することが可能です。
■受験料は?
受験料はスタンダードが7,600円(税込)、エキスパートが8,600円(税込)です。
■スタンダードの試験概要
スタンダードの認定基準として、Photoshopの基本的な操作を習得し、作業を指示どおりに正確に行うことが求められます。試験内容は実技と実践の2部構成となります。第1部は試験時間が40分の画像ファイル作成の実技試験です。テーマ別に7〜9問出題されるようです。
第2部では試験時間90分の実践問題となり、作品制作が1テーマ出題されます。スタンダードの合格基準は実技問題の得点率が65%以上かつ、実践問題の得点率70%以上であることです。
■エキスパートの試験概要
エキスパートにおける認定基準として、Photoshopで制作するコンテンツが、顧客のニーズへの対応していることおよび高い創造性であることが求められます。スタンダードと試験範囲は被りますが、知識問題も加わり、各テーマでより高いレベルの問題が出題されます。第1部は試験時間が50分となっており、出題内容は画像ファイル作成の実技と、Photoshopおよび画像処理に関する知識試験です。テーマ別に4〜6問出題されます。
第2部ではスタンダードと同様で試験時間90分の実践問題となり、作品制作が1テーマ出題されます。エキスパートの合格基準は知識問題と実技問題の得点率が65%以上かつ、実践問題の得点率70%以上であることです。
Photoshopクリエイター能力認定を取得するメリット
Photoshopクリエイター能力認定を取得することで期待できるメリットは以下のとおりです。
■就職・転職活動でアピールできる
資格取得によって、就職や転職活動でスキルをアピールできます。とくにエキスパートは専門的スキルをアピールできるため、転職活動で有利になります。現職の人でも資格取得により評価がアップする可能性があるため、メリットの大きい資格です。
■さまざまな業種で活かせる
Photoshopのスキルはデザイナーやクリエイターでなくとも、活かすことができます。資格取得によって、実践的なスキルが身につくため、他業種で働く方にもおすすめです。たとえば飲食業で働く人が宣伝用のチラシ作りをPhotoshopで作ることができれば、会社の中で重宝される存在になれるかもしれません。
■フリーランスとしても活躍できる
フリーランスのデザイナーやクリエイターの方にも、Photoshopクリエイター能力認定の資格取得はおすすめです。フリーランスの方は個人で活動するため、クライアントからの信頼獲得に苦労しますが、資格取得によって、アピールがしやすくなります。
Photoshopクリエイター能力認定はデザイナーやクリエイターの人はもちろんのこと、他業種の人にもおすすめの取得です。Photoshopのスキルアップのために検討してみてはいかがでしょうか。