インハウスのグラフィックデザイナーとは?メリット・デメリットを解説

公開日:2023/09/01 最終更新日:2024/07/24

グラフィックデザイナーといっても、職場によってはさまざまな種類がありますが、インハウスのグラフィックデザイナーはデザイン職のなかでも人気があります。ここではインハウスのグラフィックデザイナーとはなにか、インハウスで働くメリットとデメリットなどを紹介します。気になる方はぜひ最後までご覧ください。

インハウスのグラフィックデザイナーって何?

グラフィックデザイナーは紙媒体など平面の制作物をデザインする仕事です。そして、インハウスのグラフィックデザイナーとは、メーカーなどの企業や組織内に常駐し、その企業のブランドやプロダクトに関連するデザイン業務を専門的に担当する専属のデザイナーのことを指す言葉です。

インハウスのグラフィックデザイナーは、企業のブランディングやマーケティング戦略を支える重要な役割を果たします。主な仕事は、企業のイメージやメッセージを視覚的に表現し、広告、パンフレット、ポスター、パッケージデザイン、ウェブサイトなど、さまざまな媒体においてデザインを作成することです。

具体的には企業のロゴやカラースキーム、フォントなどのデザインを通じて、ブランドの一貫性を保ち、消費者に強い印象を与えるデザインを考案します。また、新商品の広告やキャンペーン用の広告のデザインも行います。印刷物やデジタル広告など、媒体に応じた適切なデザインを提供します。

商品のパッケージデザインの企画・制作も行います。消費者の目を引き、商品の特徴を効果的に伝えるデザインを目指してデザインをします。そのほかにもパンフレット、チラシ、ポスターなどの印刷物のデザインを手がけます。企業内のコミュニケーションにおいても活躍します。プレゼンテーション資料や社内報のデザインなどを担当することもあります。

インハウスで働くメリット

インハウスデザイナーは自社製品の企画からデザイン、運用まで長期で担当することが多いです。商品やサービスを成長させるため、売り上げやユーザーからの反応を分析して改善を重ねるなどデザインだけでなく幅広い視野でビジネスに関わることになります。デザイナーとしてできることの幅が広がるというメリットがあります。

また、インハウスの場合社内のデザイナーの人数は少数で、商品パッケージ、企業のECサイト、社内報、パンフレット、ノベルティなどさまざまなもののデザインを担当するので経験値も上がりやすく、商品の企画意図や会社のビジョンなどさまざまな情報を落とし込んでデザインに反映させるのでディレクション能力やヒヤリング力も養われます。

マーケターや営業、エンジニアなどさまざまな職種の人と協力しながらプロジェクトを進めていくので、いろんな人と係ることができるのもインハウスで働くメリットといえます。制作会社で働く場合と比較して休みがとりやすい、残業時間が少ないなど就業時間が安定しており、ワークライフバランスがとりやすい点もインハウスの人気の理由です。

インハウスで働くデメリット

インハウスのデメリットは、デザイナーの数が少ないのでデザイン業務について教えてくれる人、相談できる相手があまりいないという点です。

また、デザイン職でない人と同じオフィスで働くことになるのでデザインに集中できる環境かというとそうではありません。パソコンがデザイン向きの機種やスペックではない、有料フォントが用意されていないなど、デザインのために必要な環境がそろっていないことも多いので、そういった点でストレスを感じる可能性はあります。

インハウスのデザイナーとして働く際はこうしたデメリットについても認識しておいたほうがよいでしょう。

まとめ

インハウスのデザイナーはひとつのプロダクトに長く関わっていきたいという人や、デザイン以外のスキルも伸ばしたいという人にぴったりです。逆にデザインスキルだけを伸ばしたい、デザイナーが多い環境で力をつけたいという人には不向きです。

自身がどのタイプか自己分析をしたうえで就職することでミスマッチを防ぐことができます。こちらで紹介した内容も参考に、自身にあった職場を見つけてください。

人気グラフィックデザイン学校比較表

学校名公式サイト 入学試験 最寄り駅 特徴

引用元:https://www.tokyo-designplex.com/?ID=ab&bc&w&00012
公式サイトはこちら×
なし
渋谷充実のサポートに加え教室も無料利用可能
振替受講もあり万が一の休みの場合も安心

引用元:https://www.kds.ac.jp/
公式サイトはこちら
あり
原宿/明治神宮前入学試験もある本格派のデザイン学校
就職活動のサポートが充実

引用元:https://www.tda.ac.jp/
公式サイトはこちら
あり
原宿企業に行ける研修あり
産学連携でリアルな実力が身につく

おすすめ関連記事