パソコンを使用した仕事は近年かなり増えてきています。それに伴い、グラフィックデザインの学校も多くなりました。数が多すぎると困るのが、どこで学ぶかということです。もちろん、専門学校で学ぶ人が大半ですが、中には独学を選ぶ人もいます。
では、グラフィックデザインを学ぶのには、専門学校と独学ではどちらがおすすめでしょう。
専門学校でグラフィックデザインを学ぶメリットとデメリット
グラフィックデザインを学ぼうと考えると、まず思いつくのが専門学校です。グラフィックデザインは、基本的に専門のソフトを使用することになります。デザイン云々の前に、このソフトをある程度使用できないと話になりません。
専門学校であれば、ソフトの使用方法からデザインについての技術などを学ぶことができます。さらに、専門学校の一番の特徴は、一緒に学ぶ仲間がいるところです。誰でも経験があると思いますが、勉強は一人でするとなかなかな精神力が必要です。励ましあったり、分からないところを共に学んだり考えたりすることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
グラフィックデザインを専門学校で学ぶには、一つだけデメリットと言える部分はあります。それは、学費です。専門学校には昼間や夜間、2年制や3年制など色々なパターンがあります。一概には言えませんが、例えば、3年制の学校だとすると学費は300万円以上かかることもあります。年間で100万円程度の計算になります。
また、拘束時間の問題もあります。専門学校の授業は仲間と一緒に受けるのが一般的ですので、時間的に余裕のある人しか受けることができないのです。もちろん、夜間部がある学校もありますが、社会人には悩ましいところです。
独学でグラフィックデザインを学ぶメリットとデメリット
では、今度は独学でグラフィックデザインを学ぶメリットを見ていきましょう。独学のメリットは、時間が自由になることと、費用が安く済むことです。独学の場合には、どんな方法で学ぶかにもよりますが、基本的にはオンライン講座などが一般的でしょう。オンライン講座などはだいたい1~3ヶ月で好きな時間に学ぶことができますし、費用も10万円程度というのが一般的のようです。
この価格は、かなり魅力的には映ります。しかし、学習期間が短いのが気になるところです。独学でグラフィックデザインを学ぶには、それなりの覚悟が必要です。専門学校と違い、一人での勉強になるため励まし合う仲間も、疑問をすぐにぶつけることができる先生もいません。自由な時間に学ぶことができるかわりに、怠けても誰も注意をしてくれません。
そのため、結局はなぁなぁになってしまい、脱落してしまう人も少なくありません。そうなると、「安物買いの銭失い」になってしまい意味が無くなってしまいます。
また、独学で難しいのが、最新の動向や技術を得ることです。ネットにはいくらでも技術の練習法などは載っていますが、最新技術や現場で役立つ知恵などはそこで活躍している人から学ぶしかありません。この情報量の中から、探し出すのは至難の技です。
独学と学校を比較して分かったのは・・グラフィックデザインを学ぶには、自分で学ぶ覚悟と精神力がある人は、費用が安く済む独学がおすすめです。しかし、お金がかかっても「しっかりとした技術を手に入れたい」と考える人には専門学校がおすすめです。
独学で、挫折してしまってはそれこそお金をドブに捨てるようなものです。学校によっては、分割払いができるところもありますので、色々な学校を比較してみることがおすすめです。自分に合ったスタイルを探して、夢のグラフィックデザイナーを目指しましょう。