広告やネット上のページ、さまざまな印刷物などのデザインをするグラフィックデザイナーは、どのような人が向いているのでしょうか。一般的な仕事の流れは、クライアントからの依頼を受けた後に綿密な打ち合わせをしてデザインしていく形です。グラフィックデザイナーに向いている人の特徴や能力について見ていきましょう。
トレンドに敏感でセンスのよい人
広告やポスターなどは店舗売上やイベント集客などにつながるための販促品ともいえます。クオリティーも高く効果的なデザインにするには、今現在の流行りを知っておく必要があります。いつの時代も基本は変わらずとも、ブームは変わるものです。
常にアンテナを立てて世の中を見て、そのときの流行りを素早くキャッチする能力が必要といえます。つまりグラフィックデザイナーは、トレンドに敏感な人が向いているのです。化粧品や電化製品、おもちゃやファッションなどそのときの新商品などに詳しい人は、この仕事が合っているといえそうです。
また印刷物などをデザインする際には、色の組み合わせやロゴの自体、どんなイラストを取り入れるかなどさまざまな面からバランスのよいものに仕上げなくてはなりません。色彩感覚やセンスのよさなども必要になってきます。
幼少期から絵を描くのが好きな人や身に付ける物がおしゃれな人は、自然とセンスが磨かれているものです。日常生活においてのセンスのよさは、何かしら印刷物をデザインする際にも発揮できることでしょう。
コミュニケーション能力も重要です
グラフィックデザイナーと聞くと、パソコンスキルが高いことが重要だと考える人が多いかもしれません。1人で黙々とパソコンに向かって作業する時間が多いイメージがあるのではないでしょうか。
しかしながら実際には、仕事をする上でまず必要なのはクライアントとの打ち合わせです。ここでしっかりと人間関係を築き、クライアントの求めるものを把握できなければよいものは仕上がらないでしょう。グラフィックデザイナーとしてうまくやっていくには、クライアントとのコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーション能力に長けている人は、この仕事が向いているといえそうです。そのほかにも、傾聴力や情報収集力なども求められます。人の話を聞くのが得意な人や、好奇心旺盛な人、物事を整理分析できる人も向いています。
パソコンスキル以外にも役立つスキルがある
やはりグラフィックデザイナーは、パソコンが好きで長時間でも作業できる人は適任です。基礎的なパソコンスキルを持っていることが基本となります。それ以外にも持っていると役立つスキルや資格としては、色彩検定やアドビ認定エキスパート、クリエイター能力検定などが挙げられます。
こうした資格はグラフィックデザイン学校に入校してからも充分学ぶことができるので、持っていなくとも焦る必要はありません。特別な資格ではなくとも、ファッションやインテリアの分野で働いたことのある人はそこで身に付いた色彩のセンスなども役立つことでしょう。
グラフィックデザイナーに向いている人は、流行りがキャッチできてセンスがよい人が多いです。色彩感覚に優れており、普段からおしゃれをするのが好きではないでしょうか。クライアントとの打ち合わせが重要なので、コミュニケーション能力に長けていることも大切となります。
人の話を聞くことが得意な人は実際に仕事を始めてから活かせるはずです。また好奇心旺盛で情報収集が得意な人も、グラフィックデザイナーに向いているといえます。パソコン以外にも色彩検定やクリエイター能力検定の資格を取得していると役立つでしょう。