グラフィックデザインを学ぶときに海外のデザインを勉強する方も多いですよね。国や地域によって色使いやレイアウトの方法、文字の見せ方などさまざまな特徴があります。自分が知らないデザインに触れることでご自身のセンスの幅も広がっていきます。今回は押さえてほしい海外のデザイン会社を5社紹介するので、これを機に覚えましょう。
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BurgessStudio(バージェススタジオ)
ロンドンを拠点とするデザインエージェンシーで2011年に設立されました。本、ポスター、パッケージ、ウェブサイト、看板、イラストレーションなど幅広い分野で制作活動をしています。
デザインは印象的なものが数多くあります。中でも、フォトグラファーのデヴィットペイリーが撮影したジョンレノンの写真をウイスキーのお酒のパッケージにしたものは、印象深いです。実績を積んでいる会社なのでチェックしておきましょう。
Pentagram(ペンタグラム)
本社はロンドン、事業所はニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、オースティンの各国に持ち世界的にもっとも大きく有名なグラフィックデザイン会社のうちの1つで、代表的な老舗の事務所です。2019年1月に「slack」のロゴが刷新され話題になりましたが、そちらを手がけた制作会社です。
会社は社長が存在しないユニークな組織体系のようで、パートナーで平等に所有し運営されており、その全員がデザイン業界の先駆者となります。MichaelBeirut、PaulaScherをはじめとした業界のトップデザイナーが多数所属しています。
MANUAL(マニュアル)
サンフランシスコをベースとするデザインエージェンシーです。ブランドの物語、グラフィックデザイン、アートディレクション、マテリアルクラフトを慎重に適用することで、有意義なインパクトを生み出すデザインおよびブランドコンサルタントです。
プロジェクトにおいて特定のニーズを満たすために提携する専門家の厳選されたネットワークがあり、作家、写真家、アニメーター、映画製作者、クリエイティブテクノロジストなどが含まれます。この拡張されたネットワークにより、世界クラスのクリエイティブを提供しながら機敏でスマートな動きができるのです。
BureauBorsche(ビューローボルシェ)
2007年に設立され、ドイツのミュンヘンを拠点とするグローバルなデザインスタジオです。エディトリアルデザイン、つまり読み手の視線や意図を考えて効果的な紙面を編集し、デザインをする仕事を基盤としています。現代アートと文化、デザイン、新技術への継続的な取り組みをしています。
そして文化施設、高級ファッションハウスから商業団体まで幅広いデザインサービスを提供するクライアントと協力しているようです。長年にわたり、NIKEとAppleの両方のグローバルキャンペーンに取り組んでいます。2020年以来、SupremeNYに採用され季節のグラフィックスとクリエイティブサービスにチャレンジしています。音楽やファッションの分野でも数多くの実績を持っている会社です。
Hey(ヘイ)
スペインのバルセロナを拠点に活動するデザインスタジオです。革新的で有名なヨーロッパのデザインエージェンシーの1つであり、「Hey」という会社の愛称は彼らの仕事からもたらせる笑顔や驚き、衝撃などの感情を表現しています。
グラフィックデザインとイラストの分野をつなぎ目なく、スムーズに結びつけさまざまな媒体や分野で革新的なデザインワークを行なっているデザイン会社です。カラフルな色使いと幾何学模様が印象に残るデザインを手がけています。イラストレーションもとてもポップで人気があり、Webショップからポスターの購入が可能となっています。
国や地域によって特色を持っている海外のデザイン会社は、これからデザインを手がけていくうえの学びで欠かせません。多くのデザインに触れることでアイディアの幅が広がったり、有名な作品の意図を理解できたりします。今回の紹介は世界中にあるデザイン会社のほんの一部です。デザインは自由であり、表現方法は限りなくあります。興味を持たれたらいろいろな会社を調べてみて、ご自身の視野を広げてください。