最近のグラフィックデザイナーは手書きで仕事をするのではなく、パソコンを使って仕事をすることが多いです。そのため、ペンや用紙の代わりとなるパソコンはきちんと選ばなければ、仕事の足を引っ張ってしまうことになるでしょう。こちらではグラフィックデザイナーが必要なパソコンについて説明するので、これから購入しようとしているのなら読んでみてください。
CPUの性能やメモリの容量が重要
グラフィックデザイナーとして仕事をしたいのなら、CPUの性能が高くメモリの容量が多いパソコンを用意しましょう。これらが低スペックだと、作業効率が目に見えて下がってしまうので、安物を用意するのはおすすめできません。
まず、CPUですが、グラフィックソフトを動かすものなので、低スペックだと動きがもっさりとしてしまいます。操作してから反映されるまで、待ち時間が発生する可能性まであるので、思うように仕事がはかどらずにイライラしてしまうかもしれません。
そして、メモリの容量が少ないと、グラフィックソフトとは別にブラウザを開いたり写真を開いたりするなどが難しくなるので気をつけましょう。あとは記憶媒体は一般的なHDDではなく、SSDを利用することをおすすめします。SSDを利用すると読み書きが早くなるため、大きなデザインデータのファイルも容易に取り扱えるようになります。
基本はグラフィックソフトに合わせて購入する
どのグラフィックソフトを使うかによって、選ぶべきパソコンは変わってくるので気をつけましょう。低スペックでも動くものもあれば、高スペックでなければ動かないものもあるからです。どの程度のスペックで動くのかは、お目当てのグラフィックソフトの公式サイトを見にいけば確認ができます。
動作させるために必要な詳しいスペック情報が載っているので、参考にすれば、購入すべきパソコンが把握できます。もしも、スペック情報を見てもどれを購入すればよいのかわからないのなら、パソコンショップなどを訪れて、スタッフに相談してみましょう。グラフィックソフトのスペック情報を教えれば、それにあったものをすすめてくれます。
ディスプレイの選択もとても大切
グラフィックデザイナーに相応しいパソコンを手に入れて、作業をしようと思ったのなら、映像を映すためのディスプレイが必須となります。もしかすると、ディスプレイは何でもよいと感じるかもしれませんが、とても重要なのでしっかりと考えたうえで選定をしましょう。
まず、画面上での作業スペースが必要となるため、それなりの大きさがあって解像度が高いものを選ぶ必要があります。グラフィックソフトだけではなく、ウェブや資料を同じディスプレイで見ながら作業することもあるでしょうから、それも考慮してサイズを選ぶ必要があるのです。同じ画面でウェブや資料を広げたくないのなら、デュアルディスプレイを構築するのもよいでしょう。
ディスプレイを二枚(デュアル)用意すれば、それぞれの確認が容易になるため、効率的に作業を進められるようになります。そして、グラフィックデザインをするのなら、ディスプレイの色の再現度も重要になるでしょう。現実の色とディスプレイの中の色が同じならば、自身の思い描くイメージでグラフィックデザインがしやすくなります。
パソコンを購入するのなら、まずは利用するグラフィックソフトが必要とするスペックを確認しましょう。それに合わせて購入すれば、グラフィックデザイナーの仕事をしっかりと行うことができます。
ただし、ギリギリ動くスペックのものを購入すると、グラフィックソフトをバージョンアップしたときなどに快適に動作をしなくなる可能性があります。そのため、長く使い続けたいのなら推奨スペックを少し上回るパソコンを買ったほうが安心できるでしょう。