グラフィックデザインの専門学校を受験する場合、面接試験が行われるのは一般的です。
質問に対して適切な回答をすることにより、高い評価を得なければ他の受験者に負けてしまうかもしれません。
専門学校の人気が高まっている影響で人気が高い学校では競争率が高くなっています。
合格するためにも十分な対策を立てましょう。
デザインに興味を持った経緯を説明できるようになろう
質問に対して適切な回答を準備しておき、質問されたときにスムーズに的確な答えを返せるようにするのが基本的な試験対策です。
どの専門学校を受けるかによって典型的な質問にも違いがありますが、まずはどの学校でも高い頻度で聞かれる質問の対策をしておきましょう。
その質問への回答を考えているうちに自分が本当に何をしたいのかが見えてきて、色々な質問に回答するための下地ができるでしょう。
なぜデザインに興味を持ったのかという質問はかなりの確率で出てきます。
今までデザインとは全く関係のないことをしていて人が突然、デザイン系の専門学校に応募したら誰もが抱く疑問でしょう。
ただし、興味本位で聞かれているのではなく、この質問から学校にとってプラスになる人かどうかを評価しているので注意しなければなりません。
専門学校としては優秀な卒業生を輩出して就職実績を上げることが大切です。
そして、さらに卒業生が各方面の業界で成功して有名になることも重要となります。
できるだけ卒業する時点での能力が高くなり、さらに将来の展望を見据えている人を合格させたいというのが本音です。
そのためには必死に勉強してもらわなければならないでしょう。
興味を持った経緯を聞く質問は、どれだけこれから本気でデザインを学びたいと考えているかを聞いています。
その理由で来たのならきっと高いモチベーションを持って学業に励むだろうと思わせるようにストーリー作りをしておくことが大切です。
将来の展望についてもはっきりと話せるようになろう
質問として将来像について聞くのもほとんどの学校で共通しています。
将来的に何をしたいのか、どのような目標を持っているのか、どの程度のビジョンを持っているのかという観点で質問が続けられることも少なくありません。
ただ漠然とデザインを学びたいから志望しているという人はあまり歓迎されないので注意しましょう。
大きな将来の夢を持っていて、その達成のために何をすべきかを理解していることを示すのが重要になります。
その入り口としてこの専門学校で学びたいという形で締めくくれると説得力のある話の展開になるでしょう。
基本的にはデザインに興味を持った理由を聞くのと同じで、高いモチベーションを持って働く人かどうか、将来的に成功を遂げて学校の卒業生として高い知名度を持ってくれるかといった観点から問われている質問です。
やる気が十分にあること、将来的に大きな成功を遂げたいと思っていることの二点を忘れないようにして、はっきりと将来について語れるようになっておきましょう。
その学校を選んだ理由を明確にしておこう
なぜ本校を選んだのかという質問もよくあります。
デザインを学ぶだけなら無数の学校があるのに、他を選ばなかったのはなぜかと考えるのは当然の疑問です。
併願しているうちの一つでしかないという場合もありますが、正直に話しても得はあまりありません。
重要なのは志望校を他の専門学校と比較したときにどのような強みがあるのかを理解して、それを積極的に活用したいと考えたからだという話の流れで対応することです。
そのためには他の学校の特徴も学び、差を指摘しながら志望校の魅力を説明するのが基本となります。
グラフィックデザインの専門学校に合格するには面接試験を通過しなければなりません。
デザインに興味を持った理由や将来についての考え方、他ではなくこの専門学校を選んだ理由はよく聞かれます。
意欲的に学び、将来的に活躍できる人になろうとしている点をアピールできるように答えを用意しておきましょう。