グラフィックデザイナーはパソコン1台にデザインに必要なソフトがインストールしていれば、フリーランスであっても仕事をすることが可能です。独立までの敷居がとても低いので、場合によってはフリーランスになることができるでしょう。ここでは、フリーランスでグラフィックデザイナーをやるためのメリットについて3つ紹介していきます。
仕事内容を調節できる
会社員のことは勤務時間が決まっておりその中で仕事量が決まってきますが、フリーランスになると自分で仕事内容を調節できる点がまったく違います。自分のやりたい仕事内容を決めることができますし、時間についても調節できます。自分の裁量によって仕事をできることにメリットを感じているのであれば、フリーを模索することは悪くありません。
フリーになったはいいが会社員の頃に比べて自由がなくなったということになると本末転倒になりますから、充分に気を付けるべきです。仕事内容や勤務時間をしっかりとコントロールして、自分のために働くことができないと、会社員以上に辛いことになりがちです。フリーになるのであれば、自分のことは自分でしっかりと管理をできることが肝心になります。
人間関係に悩まされずに仕事ができる
人間の悩みの大半は人間関係に起因するものです。会社員の場合は少なくとも先輩後輩の関係の中で仕事をしていかなければいけませんので、場合によっては人間関係の悩みを抱えることがあります。会社員として働いていて人間関係の悩みを抱えているのであれば、仕事どころではない可能性があるでしょう。
フリーランスであれば1人で働くことになりますから、煩わしい人間関係に悩まされることは少なくなります。取引先との人間関係があるかもしれませんが、その取引先が嫌いなのであれば、取引をしないという選択をできます。会社員の場合は人間関係を決めることができませんが、フリーで働く場合は人間関係を自分で決めることが可能です。
自分は会社員が向いていないなと思っているのであれば、フリーで働くグラフィックデザイナーという選択肢があります。ただし、フリーになるとすべてが自己責任になる点に注意をするべきです。
ある程度実績を積み重ねるとより稼ぐことができる
会社員でグラフィックデザイナーとして働くと、自分で仕事を獲得することはしなくてもいいですし、ボーナスが出て給料は安定します。ただし、フリーランスのグラフィックデザイナーに比べると、高給になる可能性はとても低いです。フリーのグラフィックデザイナーになると、実績を積み重ねた暁には年収が1000万円を超えるということも珍しいことではありません。
いきなりそんなに高給になることはありませんが、クライアントの利益に寄与した場合にはどんどん給料が上がる可能性があります。フリーになった当初は会社員にいた頃に比べると、仕事が少ないでしょうし、その結果として給料が下がるでしょう。会社員の頃に比べて給料は所得が下がるでしょうから、フリーになるのを後悔するかもしれません。
しかし、徐々に実績を積み重ねていくと、所得が上がっていきますので、単価が高い仕事が舞い込むことになるでしょう。少しでも単価が高い仕事にチャレンジしていけばより稼ぐことができるはずです。
確かにグラフィックデザイナーにおいてフリーで働くことはそれほどハードルが高いものではありません。しかし敷居はとても低いからと言っても、稼げるとは限らないものです。
仕事内容を自分の裁量で決めることができたり、人間関係に悩まされることがなかったり、給料の上限がなかったりするというメリットがありますが、その裏側ではデメリットもあります。ここで挙げてきたメリットだけでなく、デメリットにも目を向けたうえで必要な選択をするようにしてください。