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グラフィックデザイナーはプレゼンテーションスキルもあったほうがよい?

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/16
    

プレゼンテーションはビジネスの様々なシーンで登場します。グラフィックデザイナーの場合、どんなにデザインした作品が良くても、売り込み方や説明が良くないとクライアントに伝わりません。具体的かつ現実的に作品の良さをアピールする必要があるのです。ここでは、どうすればそのようなプレゼンテーションが出来るのか解説していきます。

プレゼンテーションスキルの必要性

グラフィックデザインには、感覚やセンスももちろん大事ですが、「何故その色や形、書体などを選んだのか」などを全て説明できなければなりません。つまり、「理由」を明確にしたデザインが大事です。

「何となく選んだもの」ではクライアントは納得してくれません。そしてクライアントには、自分がどんな仕事をしてきたのか理解してもらう必要があります。自分はこういう意図を持って、ここをこういうデザインにしたのだ、という「結論」を理解してもらうためには、その「理由」とセットで伝えることが必要なのです。

何故ならデザインの過程や意図をクライアントが全く知らない場合、提出された完成物を見ても、それは自分たちの要望を汲み取らないまま手間暇かけず適当に作られたものだと思われてしまう可能性があるからです。

プレゼンテーションで重要なスキル

プレゼンテーションを上手に行うには、説得力があり、相手の気持ちや考えを理解できる「論理的思考力」が必要です。それは、複雑なものを整理し、シンプルにしていく思考方法のことです。

その為には、クライアントが何を求めているのかをデザイナー側がまずしっかりと理解する「聴く力」というスキルがまずは重要になります。そして相手を惹きつける「話す力」も重要です。

けれど多少話し方が下手で説得力に欠けていても、話す人が魅力的であれば評価につながる可能性があります。自身の思い、熱意を伝え、「共感を得ること」も重要になってきます。

更には身振り手振りを交えて相手の反応を見ていき、聞き手や反応次第で内容などを変更できる臨機応変な「対応力」と「構成力」があれば、想定していない流れになっても慌てることなく対応でき、相手を納得させることができるのです。

これらのスキルを駆使し、プレゼンテーションの目的に応じて、聞き手の心を動かすアプローチを選んでいきましょう。聞き手が何を求めているのか、今何を欲しているのかを把握し、それを反映したデザインの力を磨いていくことで、プレゼンテーションにも説得力を持たせることが出来るのです。

プレゼンテーションスキルを磨く方法

まずは自分のデザインしたすべての事柄に対して理由を述べられるようにしましょう。そうすることで、プレゼンテーションの質は格段に向上します。

そしてシンプルで理解しやすい資料作りを心がけましょう。ここはデザイナーの腕のみせどころでもあります。文字や色などによって見やすさが上がれば、それだけ理解してもらえる資料になっていくからです。

更には聞き手や読み手の立場になることです。自分の意見や考えを自分本位の考えで、専門用語が多くなったり、前提条件を端折ってしまったりしないように気を付けましょう。相手の立場を常に想像することで、クライアントに正確に理解してもらうようにすることが必要なのです。

そして事前に練習をしっかり行い、同席した人に質問や評価をしてもらいましょう。自分の話している姿を録画することで、プレゼンテーションそのものに慣れていくのも効果的です。更には他者の指摘で自分の短所や、更には完成したデザインをもっと良いものにすることができる、と気付くこともあるのです。

まとめ

まずは最初に何のためにプレゼンテーションをおこなうのか、という目的を理解しなければいけません。グラフィックデザイナーの場合、概ねここには「クライアントを納得させるため」ということが多く当てはまります。

筋道の通った適切なプレゼンテーションをすることで、クライアントに自分のデザインが納得され、自分の仕事が認めてもらえるようになっていくのです。伝えたいことをシンプルに、伝える相手や事柄を明確にすることが、クライアントが納得するグラフィックデザイナーのプレゼンテーションには必須なのです。


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